STORMY NIGHT
淀んだ空が雨雲に塗りかえられていく。
打ち付ける雨が 愛おしき人々の吐息まで
嘲笑ように盗みさる。
つかの間の笑顔さえも許されないのか?
いつまで僕らは彷徨い続けるのか?
くすんだ空に雷鳴が繰り返し響きわたる。
拡がり続ける毒が 逃げまどう天使の翼さえ
追い詰めるように引きちぎる。
いつか見た美しい景色は戻らないのか?
いつまで僕らの願いは許されないのか?
何度も何度も、期待を裏切られても
何度も何度も、立ち上がる。
絶望の淵に立たされても、諦めるのは、まだ早い。
泣いている余裕もない。言い訳もしたくない。
何度も何度も、惨めな姿で転んでも
何度も何度も、立ち上がる。
あの日に見つけた、鮮やかに希望のように燃えている
川の向こうの空一面を求めて、走り続けていたように、
あの日に見ていた、すべての笑顔を取り戻すために
僕が選んだ、この道を ただひたすらに走り続ける。
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