2 days ago
日本全国のWaiihaファミリーの皆様!今回の良子ママは、
凄いんです!期待を裏切らない神回です。必見です!
まあ。タイトル通り、2日前の出来事なのですが…。
ここで、一言だけ伝えます。ママの凄すぎる数時間と、
とんでもなく、ガッツのある行動を目の当たりにして
上手く情景描写が出来ませんでした。すいません。
19日(水)午前11時30分。僕は「胃がん内視鏡検診」の
結果を聞くため自転車で病院に向かったわけであるのだが、
病院の入り口のベンチに座って、ボトル型コーヒーを飲む
良子ママを見かけたので、僕は駆け寄って話しかけてみた。
「午前の診察が終わって、午後の診察まで時間があるから。
ここは日陰で涼しいから、売店でパンとコーヒーを買って
食べ終わったところ」と吞気に笑っている。
僕の検査結果は「問題なし」で数分で終わってしまったので、
「散歩でも行こうか?時間潰しに?」とママに聞いてみると。
「いいね!行こう。行こ~う♪見たい所があるからサ!」と、
素早く僕の腕に、左腕を組んで、足取り軽やかに歩き出した。
ここからは、良子92歳の歩くスピードが加速していきます。
左手には、永遠と伸びる「旧・綾瀬川」のコンクリート堤防。
見上げれば、首都高速。右手には「千住ポンプ所」の鉄の格子。
細く長い道で時々立ち止まっては「写真を撮って♪」とねだる。
「それより、何処に行こうとしているの?」と尋ねてみると
「あそこよ!船の上から見た。うん。あの造船所!」と答えた。
「え!無理だよ。絶対無理!やめよう。やめよう。」
「なんでよ!」と、ふくれっつらを投げかけてくるので
「造船所を見るには、綾瀬橋まで…。急階段だぞ!登れないだろ」
「だって、一緒に付いててくれるんでしょ!」と曲げない表情!
「ちょと!噓だろ!」
「行くよ!」
急勾配の階段を左手で手すりを握り、一段、一段と登りながら
「わたしの後ろにいて!転げ落ちたら大変よ!」と真剣な声。
「あと何段!いま、何処らへん!」と凄まじいファイトだぜ!
「もうちょい、もうちょい。最後の3段!頑張れ!ゆっくり!」
そして、無事に「綾瀬橋」に辿り着いた。
青空の下。雲の切れ間から陽射しが届く。笑顔で臨む「造船所」。
僕は、ささやくような声で、良子が口にした言葉の意味を知る。
「この造船所は、ずーと昔から、この場所で頑張っているのよ。
こうして、今も頑張ってる。カッコイイじゃん!」だってさ。
たまには、いいこと言うじゃん。深いぜ!東京人。良子92歳。
そして、腕を組みながら、なだらかな坂道を遠回りしながら
のんびりと、ゆっくりと、歩き始めた。
隅田川の風が、優しく良子の髪の毛を撫でてくれているようだ。
とても短い時間だったけど、何気ない日常の出来事でした。
ご褒美に「深川めし」を買ってあげました。おしまい。
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