追いついたぜ!美樹さん!
なんとも言えない、不思議な達成感に溢れている。
講習を終えて、手に渡された認定書を見ている。
心の中で叫んでいる「美樹さん!追いついたぜ!」
何年前のことだろう。かなり前のことだろう。
普通救命講習を受講して「救命技能認定証」を
手に入れたかった最大の理由は、荒城義之さんに
何かあれば、少しは役に立てるはずだと思ったからだ。
何年前のことだろう。スチール交流会の日だった。
その「認定証」を、太田美樹さんに見せた時のこと。
「あ~。私も持っているよ。」と、ポケットの中から
定期入れを取り出して、ほらっていうように僕に向かって
見せてくれたものは「上級救命技能認定証」だった。
太田さんは、いっぱい資格を持っていたよなぁ。
ふたりで、西新井パサージオに、アンプの修理に行った時は
僕は運転席に、後部座席でアンプを支える太田さん。
楽器屋に『Fender ブラックパネル アンプ』を預けた後も
資格を取るために、缶コーヒーを片手に勉強してたよな。
夕方の雲の下「上級救命技能認定証」を握りしめている。
少しは、太田さんに近づけたような気がした。
0コメント