ときどき買う。
最近、まったく見かけなくなったよなぁ。
『屋台のラーメン屋』さん。
チャルメラの音が恋しいな。
郷愁漂う音色が聞こえると、追いかけて行った。
ときどき、だけど。ときどき、食べた。
最近、まったく見かけなくなったよねぇ。
『屋台のおでん屋』さん。
カーバイトの灯り暖かいんだよな。
透き通ったおでんの出汁が、伝説となった。
ときとき、現れ。かならず、食べた。
最近、千住は昔を感じさせる商店が見当たらない。
「時代の流れには、逆らえないのかな」と身勝手に
言ってしまえるほど、僕は野暮ではない。
露地を歩けば、必ずある。歴史と伝統を守る商店。
見つけづらい場所にあればあるほど、必ずある。
千住の葱商『千寿葱』は、全国的に有名ですよね。
この葱商の屋号や住所をココに載せるのは野暮なので、
ご興味のある方は、町の探索ついでにどうぞ。
とにかく、朝早くから働いているので、陽が沈む前には
閉めてしまう。まあ、問屋と言うより「ねぎ商」だから
当然なのかな?千住は良い意味で、昭和系のラビリンス。
ときどき、入り口辺りで「ねぎ」を売っている。
やっていれば必ず、僕は買う。今日は、おまけをくれた。
夕焼け小焼けのチャイムが聞こえてくる。夕暮れの路地裏。
一番星は、見つけられなくても。僕は、とても気分が良い。
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