ラッキーカード
この、味わい深いメイド・イン・ジャパンのカードゲーム。
もとい!カードゲームなんて言ってはいけない。
江戸時代から大衆娯楽として歴史ある「花札」だ!
自然風物や花鳥風月を一枚一枚の札にあしらった優美な図柄の趣は心に豊かな情緒を
与えてくれると博識的に語ってはみたものの、ただの博打&賭け事の遊びの代物だ。
我が宮原家では、お金をかけないのにかなりの真剣勝負を繰り広げ、相手の役を潰し合う。
中でも、もっとも負けず嫌いなのは「私、何にも考えずに得点多いのが好きなだけ。」と
嘯く良子。
勝っていればご機嫌だけど、負けが続くと「もう1回。もう1回。」と止めさせてくれない。
はじめる時には、「3回勝負ね。」と必ず言うのに、だいだい10回はくだらない。
元気のない時にでも「花札やる?」と聞くと、必ず「やる!」と元気な笑顔で即答。
今夜も「私、食欲なくて…。」と元気がないので、いつものように誘ってみたら、
案の定、食いついて来たな。フフフ。
しかし、今夜は珍しく連勝をしているのに日をまたいでも終わらせてくれない。
負けると「ガックシ」。いい札が来ると「にんまり」。
とにかく無邪気に楽しそうにしている横顔を見れるとホッとする。
うちでは、この花札は、一種の健康のバロメーターかな?
※左の札は、何故か良子が大好きな藤の札。
右は僕が手書きした紅葉の青短(通称ラッキーカード)。
もう、40年も宮原家で愛され続けているらしい。
0コメント